夏休みの食生活

子どものお口について

こんにちは。歯科衛生士の川北です。

本格的な夏がやってまいりましたね!

私は寒いのが苦手なので、ずっと夏が続けばな。。。とひそかに思っております。

夏休みは食生活が乱れがち

夏休み、子供たちは学校にいる時よりも飲食の回数が増えがちです。

ちょっとした時間におやつを口にしてしまったり、水分補給に必要以上にスポーツ飲料やジュースを口にしてしまったり…

しかし、この食生活。お口の健康を考えるととっても危険です!

 

なぜむし歯になるの?

食事をした後、目には見えませんがお口の中では大きな変化が起きています。

食事をすると、糖分がお口に中に入ってきます。

糖分=むし歯菌の大好きなえさです。

えさを与えられたむし歯菌は元気に活動をはじめ、お口の中に”酸”を産生します。

酸は歯を溶かすことができるため、食事をした後、歯からカルシウムなどのミネラルが溶けだしています。

これを『脱灰』といいます。

脱灰した部分はそのままではなく、唾液からのカルシウムで補修することができます。

溶けだしたカルシウムが、唾液を介して元にもどり、修復されることを『再石灰化』といいます。

お口の中ではこの『脱灰』と『再石灰化』が食事のたびに繰り返されています。

 

正しい食生活は、歯をしっかり修復してくれます。

 

しかし、『脱灰』と『再石灰化』のバランスが崩れることがあります。

それが、ダラダラ食べ・ちょこちょこ食べです。

脱灰が起こり再石灰化が行われるまでの間に再び糖分が口に入ってくると、修復が終わるまでに脱灰が始まります。

(画像はすべてアパガードより引用)

歯は溶け続けることになり、結果歯には穴があくことになります。

それが『むし歯』です。

 

夏はおいしいものがたくさんあります。

個包装のアイスなどは、ちょっと冷蔵庫の前を通るついでに一つ食べてしまったりするものですし、

のどが渇いた時には、炭酸飲料も飲みたくなりますが、お口の健康のためには『再石灰化』が大切です。

甘いものは時間を決めて、なるべく『再石灰化』の時間を作るようにしてみてくださいね!

 

また、当院には再石灰化を促進してくれるおいしいガムも販売しております。

気になられた方はスタッフまでお声がけください。

 

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