アキヨシデンタルクリニック
むし歯の進行度COとC1
公開日:2017年12月8日 最終更新日:
こんにちは、歯科助手の曽我です。
みなさん、歯科検診を受けられたときに歯医者さんが早口で唱えていく、謎の記号の意味が気になったことはありませんか?
何度も唱える「C(シー)」というところまでは聞き取れる方も多いと思います。
検診では、むし歯以外にもお口の中に入っている詰め物や被せ物のことも言っています。
全部は一度にお伝えできないのでまずは、むし歯の記号についてお話しさせていただきます。
むし歯はCO、C1、C2、C3、C4と5段階で進行状況の判断を目安にしています。
今回はむし歯の進行度「CO」と「C1」についてお話しさせていただきます。
痛みを感じないむし歯 COとC1
CO(シーオー)
「むし歯かな?」という程の歯にわずかな変質があり(微妙に)むし歯になり始めの段階です。
初期虫歯と言われていて、これが本当にむし歯になるか観察する必要がある歯です。
痛むなどの自覚症状はなく、歯に穴はあいていません。
歯の成分が溶けだして正面が白く濁り、脱灰(だっかい)という状態になっています。
このまま放置しておくと、将来むし歯になってしまう恐れがあります。
歯科医院での定期的なメンテナンスとご家庭での適切なセルフケアで、歯を修復する働き再石灰化(さいせっかいか)で、元の健康な状態に戻る可能性があります。
C1(シーワン)
痛むなどの自覚症状はありません。咬み合わせの面の溝が茶色っぽくなっていたりします。
更に脱灰が進むと歯の表面のエナメル質が溶かされ、歯に穴があいていきます。
ごく初期の段階で、歯科医院にてフッ素コーティングンの予防をすれば再石灰化で溶けた歯の表面を取り戻すことができます。
お家庭でのセルフケアもしっかりしてくださいね。
C2からの具体的な症状や治療については、またお話しさせていただきますね!